実写系モデルといえばChilloutMixの一強なイメージですが、BRAもいい感じです。
ChilloutMixは長らくバージョンアップはしていませんが、BRAは着々とバージョンアップしています。
今回はこの2つのモデルについて比較していきます。
ChiilloutMixは、chilloutmix_NiPrunedFp32Fix.safetensorsを使用します。
BRA V4は、braBeautifulRealistic_v40.safetensorsを使用します。
どちらもCivitaiからダウンロード可能です。
画像の質
1. プロンプト固定
同じプロンプトで生成した画像を比較します。
シードはランダムですが、その他のパラメータは同じにしています。
(モデルが異なるのでシードを同じにしても同じような画像にはなりません)
左:ChilloutMix、右:BRA
どちらも綺麗な画像を生成しています。
BRAの方がより本物っぽいかなという印象です。BRAは陰影が上手く付いています。
Chilloutmixは3D感が若干残っている印象です。
こちらのプロンプトで生成しました。
2. LoRA使用
LoRAを使用した場合の画像を比較します。
イケメンを生成するLoRAを使用させていただきました。ありがとうございます。
Pretty Boy
左:ChilloutMix、右:BRA
やはりBRAの方が本物っぽいです。
ただ、どちらも綺麗ですので好みの問題かもしれません。
こちらのプロンプトで生成しました。
3. ポーズ固定(OpenPose)
OpenPoseで人物のポーズを固定した場合の画像を比較します。
3人を生成するポーズを使用させていただきました。ありがとうございます。
Beauty Trio Poses Pack
左:ChilloutMix、右:BRA
これはもう好みですね。
今日は50枚ChilloutMix、50枚BRAで画像生成してみよう!と両方運用するのもいいですね。
こちらのポーズとプロンプトで生成しました。
モデル容量
モデルの容量はネットワーク(層)の大きさに依存します。
どちらもSD1.5をベースにファインチューニングしており、容量も似た感じになっています。
- ChilloutMix:3.97GB
- BRA V4:3.82GB
画像生成時間
画像生成時間はモデル容量に依存します。
ただしGPUのスペックにもよります。
結果はどちらも同じ時間でした。
25秒/ステップ = 1.16 iter / sec
[実験パラメータ]
サンプラー:DPM++ 2M Karras、ステップ数:30、生成画像数:20
まとめ
ChilloutMixもBRAも実写系モデルとして素晴らしい画像を生成してくれました。
今回は人画像しか生成しておりませんので、その他の物体でも比較すると差異がわかりやすくなるかもしれません。
今回はBRA V4で試しましたが、BRA V5もそろそろリリースされそうです。
2次元モデルと同じように実写系モデルもどんどん発展していきそうですね♪
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